歴史の流れに沿って各時代の貴重な古文書を原文紹介し、その歴史的な意味を含めて古文書の読解力を飛躍的に向上させる画期的な古文書解読講座が開講しました。
 古文書の学習はいままで、文書の内容よりも一文字の解読という、無味乾燥の傾向があり、これが学習 の興味を半減してきたともいえます。
 そこで本講座では、平安時代初期から明治時代初期までの各代表的な文書を原史料として使い、内容的にも興味深い解説をしてあります。本講座の受講者は、古文書の解読力の実力向上とともに、各時代の政治・社会状況なども必ず身につけることができ、一層古文書解読に意欲がわいてくるはずです。しかも、使用文書は国の重要文化財、貴重分書指定の第一級のものばかり。ぜひ、この機会に本講座で解読の実力を向上させてください。
使用文書は超一級所蔵館の協力で実現(使用文書は東京大学史料編纂所・国立公文書館・國學院大学図書館など)
 本講座で使用している史料は、国立公分書館の内閣文庫、東京大学史料編纂所、東京都立中央図書館、早稲田大学図書館そして國學院大学図書館所蔵の貴重品ばかりです。
 一部の研究者を除いては目に触れない学問的にも価値ある文書です。各所蔵館の全面的な協力により、このたび本講座での使用を許可していただきました。
 史料収集家にとっても垂涎の希少な文書で読解力を更に高めてください。


足利義政御判御教書(國學院大學図書館蔵)
重文指定

村上源氏の中の名門・久我家に伝わる文書。久我家はすべて重要文化財指定。文中の花押は足利義政です。


東京大学史料編纂所蔵
貴重書

江戸時代初期、朝廷と幕府を調整する武家伝奏役の内大臣中院通茂公の日記。その劇職ぶりがうかがえる。


東京都立中央図書館蔵
貴重書

江戸末期、尾張藩士三好想山が各地方の奇怪話を集めて書いた読本。人間と狐や狸の関係などもわかる。


大分市 山内陸郎氏蔵
貴重書

大分県の山内家に伝わる文書で、様式は関東御教書。文中、差出人の相模守とは八代将軍・北条時宗のこと。


国立公文書館内閣文庫蔵
貴重書

天平勝宝九年(七五七)第四十六代女帝・孝謙天皇により発布された詔書。集会・結社を禁止した内容。

(1)目で見る
 古文書にもご存じのように様式があります。とくに平安末期、武士の抬頭によって、公家様文書、武家様文書と様式が分かれました。文書を一見し、その様式を知ることが重要。

(2)手で書く
 
古文書読解中にわからない文字がでてきたら、筆跡を指でなぞったり、紙にその通り書いて、筆勢を確認するのも大切。繰り返しているとをれがヒントになって解読できます。

(3)声を出して読む
 古文書は「候」文がほとんどです。釈文などは必ず、声を出して読むことをおすすめします。文の段落などがどこで切れるかなど、声を出してよんでいると自然に身につきます。

(4)多くの史料にあたる
 古文書解読の実力は、どのくらいくずじ字を覚えているかで決まります。数多くの原文にあたり、一つの文字でも幾つかのくずし方があることを頭の中に記憶させておくこと。

(5)難字は推理してみる
 古文書も日本語です。文章中、読めない文字は、文章の続き方やその内容によって推理しながら読むことが難字征服の第一歩です。必ず見当をつけてから字典をひくことです。